様々なものに新たな意味を見い出す
先日ラジオで紹介されていた本、
デザインの次に来るものー安西洋之著、八重樫文著
を読みました。
2017年に発行された少し前の本ですが、デザインに対するイメージが変化しました。
デザインと聞くとその物の色や形をイメージすることが多いと思います。
そこには、人を惹きつける独創性や斬新さが求められます。
そのため、新しいものを開発しつづけなければならないというジレンマに陥ります。
それはそう簡単なことではありません。
そこで同本においては、
新しいものを開発していくのではなく、既存のものに対してどのような意味づけを行っていくのか
という観点において独創性を求めていこうというのが本の内容です。
事例としてロウソクを取り上げています。
電気がない時代はロウソクで明かりを灯していました。
やがて電灯が普及するとロウソクは不要に。
しかし時間を経て当たり前になった電灯があるからロウソクに新しい意味が生じました。
例えば、食卓に飾るロウソクは揺れ動く炎に対して独特のムードを感じます。
これは、暖炉や囲炉裏も該当しますね。
意味のイノベーションという土俵においては、投資コストがかかるテクノロジー依存の技術開発から一歩距離をおいて勝負することができます。
単にモノの見た目や機能を向上させることではなく、
日常に美やゆったりとした時間をもたらすことで生活を豊かにするためにデザインが存在する
という視点について考える良い機会でした。
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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office
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