日常におけるアートを探す
突然ですがアートとは何でしょうか。
絵画や美術品、展示物を指すことが多いですね。
果たしてそれだけでしょうか。
例えば、美術館へ行くとします。
そこには美術品が何も展示されていません。
皆さんはどういう反応をするでしょうか。
何もないことに落胆すること人は少なくないでしょう。
しかし、そこでは
・足音
・息遣い
・人それぞれの反応や声
・人の動き
・温度
・臭い
を観察することができます。
つまり何もない場所に人が集まり様々な音や反応を示すそこの環境・場が一つの作品であり、アートであると捉えることができます。
(そしてそれは常に流動的です)
ジョン・ケージが作曲した4分33秒という曲も有名ですね。
この曲の演奏中は演奏者は一切音を出しません。
音を出さない代わりに、その場から日常的に聞こえてくる音を4分33秒楽しむという曲です。
日常の瞬間瞬間が本来的には不確実で変動的です。
(一寸先は闇ともいいますが)
悪い意味ではなく、変化する様を観察し自分なりに解釈することは創造力を豊かにします。
(特に空に浮かぶ雲は一度として同じ形にはなりません。なったらなったでそれはそれで素敵な瞬間ですが)
物や人との関係性は多様ですので、様々な意味づけ・味付けをアートとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office
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