貨幣に込められた思いと技術力
雨の週末、予定が空いていたので、造幣局のさいたま博物館へふらっと見学に行きました。
以前から気にはなっていたところですが、行くタイミングを逸していました。
(自宅からの距離が近いと、いつでも行けると考えてしまうことが影響しています)
貨幣の博物館があり、工場見学ができます。
五円玉のモチーフの意味
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五円玉に持つイメージとしては、真ん中に穴があいた黄金色の貨幣といったもので、モチーフについてはあまり意識していませんでした。
解説によると、五円玉が最初に発行された当時(1959年)の日本の主な産業を表しているとのこと。
農業を意味する稲穂
工業を象徴する歯車
水産業を象徴する水
です。
現在はサービス業という第3次産業があるので、デザインを一新するとなると、どのようなモチーフになるのでしょうか。
(サービスを象徴する人でしょうか?)
偽造防止技術
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500円硬貨には偽造を防止するため、精巧な技術により様々な加工がされています。
500円玉に施された偽造防止技術は既に500円としての価値を超過しているように感じます。
(もはや美術品では)
貨幣の原料は多様
現在の貨幣制度は、貨幣そのものの価値ではなく信用に基づいて交換手段として利用されています。
他方、貨幣がそれ自身として価値がある金貨が発行されている時期がありました。
(1930-1931のわずか2年ほどですが)
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他にも、戦時中には金属を節約するために、陶器の原料で貨幣を製造していた時期もあったとか。
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交換手段は多様ですね。
工場見学
通常の硬貨の製造過程のみならず、記念硬貨や勲章の製造工程の一部を見学することができます。
(写真撮影は禁止ですが)
運よく勲章を研磨している工程を見学できました。
自分が知らない仕事を見学できることは、刺激になりますね。
おわりに
造幣局の博物館や工場見学を通じて貨幣に込められた思いや技術力に触れることができました。
現在日本円は他の通貨と比べ相対的な価値が落ちていますが、改めて貨幣そのものを見つめる良い機会となりました。
一度貨幣を交換価値としてではなく、美術品のような視点で観察するのと面白いかもしれません。
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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office
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