歴史からは人の危うさを学ぶ

昔は悪い人たちが戦争をしていた、といった

過去と今が切り離されて歴史が議論されることがあります。

TVの歴史番組で小泉悠さんがおっしゃっていたのが、

ドイツのナチ党に加担した当時の人々が特殊であったわけではなく、

状況が整えば現代においても同じ行動になる可能性がある性質を

人間は有していることを心に留めておかなければならない、

という表現が心に響きました。

自分の状況が危機にさらされると、防御反応として攻撃性が増します。

これは厳しい自然界の中で生き残るために培われた特性なのでしょう。

反射的に出る反発行動や感情自体をコントロールすることは困難です。

自分が満たされていないと、排他的になる性質。

ライトアップ、大音量のマイクパフォーマンス、わかりやすいメッセージ、

音楽ライブのように熱狂的な状況では人々は興奮し、より盲目的になります。

保守化が進む昨今、日本を守ることが叫ばれています。

外国人に排他的な風潮が一部にあります。

これは今だけではなく、およそ160年前の幕末においてもあった現象です。

もちろん守るべきものは守らなければなりませんが、

では守るべき「日本」とは何か?

何をもって日本と定義するかは多様です。
(歴史を振り返れば明らかで、権力者・社会ルール・文化は変化を繰り返しています)

歴史からは、人の危うさを学び、その危うさは自らも有しており、

冷静にその危うさと対処していかなければなりません。
(わかりやすい単純な主張は特に)

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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