資金繰りを回すことの重要性

経営で大切なことは「資金繰りを回すこと」です。

利益は企業の持続的成長に不可欠ですが、日々の支払いを回せなければ事業は止まります。

短期的な支払債務である流動負債(買掛金・未払金など)が、

流動資産(現預金・売掛金など)で十分にカバーできる状態であれば、

キャッシュフローは円滑に回ります。

たとえ純資産(自己資本)や損益が一時的にマイナスでも、事業の継続性が高まります。


上図の貸借対照表は流動資産>流動負債ですので、

純資産がマイナスであってもただちに資金繰りが回らなくなる可能性は低いです。
(売掛金の回収可能性や棚卸資産の回転率を検証する必要がありますが)

とはいえ利益が出なければやがて資金が行き詰るので、対応は必要です。

反対に、固定資産(建物・土地など)が多く、流動負債(買掛金・未払金など)が膨らむと、

純資産や利益がプラスでも資金繰りは厳しくなります。

固定資産は事業遂行上必要なものであり、すぐに現金化しにくく、短期の支出に応えられません。


上図の貸借対照表は、流動資産<流動負債です。

何も手を打たないと直に資金繰りに行き詰る状況です。

純資産がプラスのうちに、金融機関に相談し借入金による資金手当てをする必要があります。


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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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