開業するには簿記の知識は必要か?【必ずしも必要ないが資金のやりくりを考える知識は必要】

開業を考える際に、「簿記の知識は必要か?」と考える方もいるでしょう。

結論を先にいうと、必ずしも必要ないです。
(あるに越したことはありませんが)

ただし、最低限資金のやりくりを考える知識は必要です。

例えば、経費を支払った時に、勘定科目を「消耗品費」か「雑費」かという知識は必要ありません。

ただし、月の売上高や仕入や経費の支払額がどれくらいあるのかざっくりと把握する必要があります。

そして、

・売上がいつ、いくら入金があるのか(1ヶ月後か2ヶ月後か)

・仕入や経費はいつまでにどれだけの金額を支払なければならないのか(1ヶ月後か2ヶ月後か)

・借入がある場合、毎月の返済額はいくらか

・毎月いくら入金があり、いくら支出があるのか

・手元資金であと何ヶ月売上がなくても大丈夫か

・売上の入金より、仕入の支払いが先行する際、借入で対応できるか

を考えることは必要です。

資金のやりくりをざっくり把握するには?

資金のやりくりを考えるには、毎月の売上・仕入・経費・返済額の数字を把握することが大切です。

「会計ソフトはちょっと難しい」ということであれば、エクセルで管理することも可能です。

管理上の数字は千円未満や万円未満切り捨てなど、ざっくりで大丈夫です。
(会計ソフトに入力し、試算表や決算書を作成する時には、円単位で記録する必要はあります)

おわりに

今回は開業するには簿記の知識は必要かということについて書いてきました。

簿記を勉強しようとしても、得手不得手があります。

「勉強は苦手で、自分ではできなそう」ということであれば、日々の経理や試算表作成、決算書の作成は専門家である税理士に依頼するのが良いでしょう。



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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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