食文化について考える

福島の南会津にある大内宿に観光で訪れました。

大内宿は江戸時代の宿場町の雰囲気を維持しており、茅葺屋根の家屋が軒を連ねています。

大内宿では「ねぎそば」と呼ばれるそばが名物です。

そばは冷温選べます。

注文すると、ねぎがそのまままるっとそばと共に提供されます。

箸の代わりにねぎを使ってそばを食べるのが原則とされています。
(ねぎを食べながら)

もちろん割り箸を使っても問題ありません。

なぜこのようなインパクトがある食文化が生まれたのでしょうか。

大内宿は市街地から離れた所にあります。

茅葺屋根の街並みは見応えがありますが、観光するには交通の便がよくはありません。

そこで更なる観光客の注目を集めるために、新しい食文化(ねぎでそばを食べる)を作ることで、地域の活性化を目指したのでしょう。

文化は仕掛けであり、上手くハマると広まっていきます。
(土用の丑の日にウナギを食べる文化のように)

ねぎそばのように、薬味であるネギを切る手間を省略するのも、提供する側のポイントなのかもしれません。

例えば

・キャベツでお好み焼きを食べる

・きゅうりで冷やし中華を食べる

・大根でさんまを食べる

というような新たな食文化ができないものかと、ねぎそばを食べながら、あれこれ考えていました。


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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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