簡潔さが美しい

先日物理学者の村山斉先生の著書「宇宙はなぜ美しいのか」を読みました。

その中で、

「理論は簡潔であることが美しい」

と触れられていました。

長く複雑な数式よりシンプルな数式が物理学の上で美しいとのこと。

例えば、

F＝ma

物体にかかる力の強さは、質量や加速度に比例するという算式。

物体が重いければ重いほど、物体を動かすための力を強くする必要があります。

同様に、物体のスピードを上げたければ、物体に加える力を強くしなければなりません。

当たり前のようなことですが、3つの変数で説明をしたことは、まさに簡潔です。

税制も簡潔であることが望ましい

私は税理士が取り扱う税制も簡潔であることが望ましいと思っています。
（税理士の仕事がなくなってしまいますが）

現在の税制は納税者間の公平性、富の再分配、担税力など総合的に判断されて確立されています。

仕組みを作ればその穴をつく人がいるのが世の常。

消費税のように改正の都度、仕組みがややこしくなってきています。
（租税回避を狙う方と阻止する方のいたちごっこで）

税制の簡潔な仕組みを構築することは実現困難かもしれませんが、専門家として追い求めていかなければならない気がします。
（突き詰めると国家という枠組みや税という概念がなくなる可能性も？）

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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