フェイクが発する情報はフェイク?本物が発する情報は真実?【情報とどう向き合うか】

あたかも本人が話しているかのようなフェイク動画なるものが出回っているとの報道がされています。

現在は見分けがつくようですが、今後技術の進歩により見分けがつきにくくなる可能性があります。

そんなとき情報とどう向き合うか。

今回は情報との向き合い方について書いていきます。

情報の取り扱いの基本に立ち戻る

巧妙なフェイク画像や動画の出現により、いかに情報とは真実性があいまいなものかを再認識させてくれます。

一般的に本人になりすまして発する情報はフェイクであるとされます。

それゆえ本人そっくりにフェイクした人物が発する情報はフェイクであると様々なメディアで注意喚起されます。

しかし、実物の本人が発している情報は、フェイクである可能性はないのでしょうか。

決してそんなことはありません。

・本人が本物であっても、情報がフェイクであったり

・本人がフェイクであっても、情報が真実である

ことは大いにありえます。

表にまとめると下記の通りです。

情報の真実性/発信者が本人である真実性本人が本物本人がフェイク
情報が真実信頼性あり要注意
情報がフェイク要注意注意喚起がされている

情報の真実性が発信者が本人である真実性に必ずしも依存しないということは、いつの世においても共通の真理です。

おわりに

今回は情報との向き合い方について書いてきました。

記事を記載していて、「落首九十九」の中にある谷川俊太郎さんの詩が頭にうかんでいましたので、ご紹介します。

うそとほんと 

うそはほんとによく似てる 

ほんとはうそによく似てる 

うそとほんとは双生児 

うそはほんととよくまざる 

ほんとはうそとよくまざる 

うそとほんとは化合物 

うその中にうそを探すな 

うその中にほんとを探せ 

ほんとの中にほんとを探すな 

ほんとの中にうそを探せ

情報の発信者がフェイクを発することには問題がありますが、コントロールすることはできません。

時に発信者が善意をもってフェイクと知らずに拡散してしまうこともあるでしょう。

情報の受信者側で、情報の取り扱いリテラシーを高めることが必要不可欠です。

特に情報の真実性を検証するにあたり、

・誰が言っているか【人で判断】

より

・その人が何を言っているか【内容で判断】

を考える視点が欠かせません。

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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