生成AIを読んで考えたこと

小林雅一さんの著書、「生成AI-ChatGPTを支える技術はどのようにビジネスを変え人間の創造性を揺るがすのか」を読みました。

今後の生活において避けて通れないAIですので、知識を得るため読むことに。

AI開発の歴史やAIの現状の問題点を理解する助けになりました。

私なりに生成AIを読んで考えたことを簡単に書いていきます。

読み込ませる情報を選ぶのは人

生成AIは情報を出力するために、大量の情報を読み込んでいます。

その読み込ませる情報を選択するのは人です。
(ランダムに情報を読み込ませることで誤って差別的な情報を読み込ませてしまい、出力してきた情報に問題が生じた過去があるためです)

そのためAIが取得する情報には一定のバイアスがかかっています。

AIに質問をするのは人

AIから情報を引き出すのは、人です。

質問の仕方次第で答えが変わります。

AIへの情報の入力と同様、出力される情報も使用する人に依存します。

AIの能力を最大限に引き出すには、質問する人のスキルが求められます。

誰がいっているかではなく、何を言っているか

現段階では完全ではないAI。

質問に対して時折誤った返答をします。

AIがいうことは正しい、というよりAIが何を言っているか、を吟味することが必要です。
(しかしそれはAIに限らず、人においてもそうでしょう)

そもそもAIは人が作り出したものなので、人が完全でなければAIも完全ではありません。

おわりに

AIに情報を読み込ませるのも、AIから情報を引き出すのも、人間です。

AIは機械的に指令通りに動くのみです。
(現状のところ)

AIが有する情報バイアスや情報を引き出す質問力が問われる中で、その特性を理解しながら人がAIをどう有効活用していくのか、が大切な視点かと思います。

AIを平和的であれ戦略的であれ使用するのは人間です。

AIが有している問題と人がどう向き合っていくかが重要です。

問題のボールはAIではなく人側にあります。

科学技術の進展が倫理よりも先行するのは世の常ですね。

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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