人と情報、意志をもっているのはどちら?
妹尾武治さんの著書、「未来は決まっており自分の意志など存在しない-心理学的決定論」を読みました。
ラジオで紹介されていた本で、今まで見たことがないタイトルで興味を惹かれました。
(タイトルの自分の意志が存在しないってなんだ?)
人に意識があるというより、情報が意識であることを述べられていることが、新鮮な視点でした。
日常生活においては、多様な情報を頭で処理して、自分の意志で選択をしています。
しかしそれは本当でしょうか。
一つ一つの判断をするにあたり、情報なくして判断ができません。
それはつまり情報が主体であり、人はその情報を運ぶ客体なのではないかという疑問が生じます。
(なんだか病気のウィルスのような感じですね)
情報に意志があり、自分はそれを運ぶ客体であると考えると、自分の意志ってなんだ?と不思議な気持ちになります。
どの情報を選択して収集していくかは自分の意志によるものです(と信じています)が、その意志の根本は取得した情報に基づくものです。
情報なくして意志が形成できないとなると、主体は情報なのではないか、と考える視点が面白いですね。
自分の意志決定のすべてを情報のせいに押し付けることはできませんが、意思決定のプロセスで重要な役割を担っていることは間違いありません。
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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office
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