税理士試験の勉強と両立できる会計事務所に勤めるには【税理士試験科目合格者がコンスタントに出ているか確認する】
税理士試験を勉強しながら、会計事務所に勤めることを検討されている方もいるでしょう。
私も実際に就業後の試験勉強の時間を確保できるか、面接時に離職率、残業時間、担当件数、など気になる点を確認したことがありました。
税理士試験の勉強との両立ができ、短期間で合格を目指せる職場環境であるかどうかという観点からいうと、面接時に上記の点を確認することだけで判断することはあまり有効ではありません。
私が考える税理士試験と両立できる会計事務所について書いていきます。
離職率、残業時間、担当件数はあまり当てにならない
ブラックなところは就業環境が悪く、離職率が高いということが言われます。
正しくもあるのですが、一概に言えません。
逆に、全体の離職率が低くても従業員の年齢層に偏りがある場合には、注意が必要です。
特定の年齢層(例えば、若年層から中間層)の離職率が高い可能性もあります。
残業時間についても、あまり当てになりません。
実際に就業してみないと、現場の空気感はわかりません。
残業や飲み会があたり前の風土が根付いていると、勉強時間を捻出することはできないでしょう。
担当件数についても、1件あたりのボリューム感や取引先との関係性が良好か否かにより、同じ1件でも負担感は変わってきます。
特に中途入社の場合には、他の人があまりやりたがらない案件を回される傾向があることを念頭に入れておいた方が良いでしょう。
税理士試験科目合格者がコンスタントに出ているか確認する
税理士試験科目合格者が毎年出ている事務所は、勉強時間も配慮されている環境の可能性が高いです。
特に税法科目合格者がコンスタントに出ている場合には、勉強との両立に理解がある職場であると思います。
(税法科目は時間をかけないとなかなか合格できないため)
そのような職場は、勉強時間が考慮されていることに加え、働いている従業員の間でも税理士試験に合格していくという意識が働いているのだと考えています。
おわりに
税理士試験との勉強を両立しやすい会計事務所について、書いてきました。
何のためにこの事務所へ入るのか、何年後までに税理士試験を合格するのか、自分の中に軸を持っていることが大切です。
入社してから、その軸を満たすことができない環境であると判断した場合には、別の就職先を探した方が良いでしょう。
周りの空気感に流されることなく、時には自分軸を貫くことも必要です。
時間は有限ですので。
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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office
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