非課税枠を毎年有効活用して金(ゴールド)を売却し節税をする

金の価格が高騰を続けているため、売却を検討されている方が少なくないと思います。

金の売却益は給与・事業・不動産所得などと合算して、総合課税の対象となります。
(売却益=売却金額-取得費ー譲渡費用)

税金は累進課税で計算。
(所得金額が高ければより高い税率が適用される)

1度に売却益を計上すると、それなりの税金が課されます。

節税の観点から、長期保有を目的として金に投資している方におすすめなのが、

売却益を毎年50万円ずつ計上していく方法です。

金の売却益は1年あたり50万円の非課税枠があります。

1年で売却益が500万円出たとしても、非課税枠は1年で50万円まで。

450万円に対して税金がかかります。

価格の変動はありますが、10年かけて1年50万円ずつ売却益を出せば、非課税です。

1年あたり50万円と少額ではありますが、

・5年で250万円

・10年で500万円

・20年で1000万円

・30年で1500万円

と、毎年累積してくると、それなりの非課税枠になります。

注意点として、非課税枠の50万円は金の売却益に限定するものではなく、

譲渡所得(総合課税)としての枠です。

例えば、金を売却した同年に

・貴金属
・宝石
・書画骨董

などで売却金額が30万円を超える場合には、譲渡所得として課税の対象となります。

これらの売却益と金の売却益と合算した非課税枠が50万円となります。

-----------------------------------------------------------
都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

ホームページ(Home) 
プロフィール(Profile)
ブログ(Blog)
個人の方(料金表)(Individual-fee)
法人の方(料金表)(Corporate-fee)
お問い合わせ(Contact)