手元資金が少なくなってきた時の資金繰り対応方法

・事業の売上が減少している

・支払コストが増加している

場合には、資金繰りが悪化していきます。

最終的に資金繰りが回らなくなると、倒産です。

そのような事態を避けるために、資金を手当する必要があります。

今回は手元資金が少なくなってきた時の資金繰り対応方法について書いていきます。

毎月の借入金返済額を減らす

1つ目は、毎月の借入金返済額を減らす(リスケ)ことで、手元資金の減少ペースを抑えることができます。

ただし、

・通常の借り入れと比較して金融機関と交渉するハードルが高い

・リスケで返済額を減らすと、次回新規に借入しにくくなる

というデメリットがあります。

借り換えをする

2つ目は、既存の借入金を借り換えをして対応する方法です。

例えば、1,000万円借入があるときに1,500万円借入し、元々の1,000万円の残債を返済します。

1,000万円の借入の残債が500万円である場合には、1,500万円借入することで、500万円を返済し、残り手元に1,000万円残ります。

債務は増えますが、手元資金を増やすことができるのが、借り換えの有効な点です。

リスケと比べるとハードルは低いです。

増資する

3つ目は、誰かに株主として出資してもらうことで資金を増やす方法です。

ただし、出資割合が過半数を超えてしまう場合には、経営権を握られ、自分が望む事業を展開することができない可能性があります。

おわりに

手元資金が少なくなってきたときの資金繰り対応方法について書いてきました。

今回ご紹介した資金繰り対応法は一時的なものです。

時間稼ぎをしている間に、

・売上を増やす

・支払コストを減らす

・赤字事業から撤退する

など対策をとることが資金繰り改善の原点です。

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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