植物のマイペースな生き方を考える

9月に入り暑さが和らぎつつあります。

8月には35度を超える猛暑が続く日がありました。

そんな条件下では甘長とうがらしとパプリカの苗に花はほとんど咲きませんでした。

このまま枯れるかなと思っていました。が。

しかし、9月に入り花が咲き始めました。


花が咲かなかった理由はいくつかあると思います。

中でも、気温は開花を左右する要素の一つです。

開花を促すホルモンが高温により発現しなかったかもしれません。

しかし、化学的な話は置いておいて、生き方として考えてみます。

植物は動くことができません。

水が欲しくても水場まで移動して水分を補給することができません。

いずれ降るであろう雨に自らの運命を委ねることになります。

日照りが厳しくても、軒下に身を隠すことができません。

ただ耐えるのみです。

そんな制約の中で生きる植物。

自分自身のパフォーマンを最大限に考えているのかもしれません。

・どのように次世代に繋げていくか

・この環境をどう凌いでいくのか

を考えた末、動けないながらも成長に適切な環境を選んでいるのでしょう。

人はカレンダーで動きますが、植物にはカレンダーがありません。

夏野菜は8月に咲いて実をつけよう!とは考えていません。
(ましてや決められた納期もありません)

外部環境に依存します。

環境を変えることができない制約下で、成長に適した条件が整うまでマイペースにじっと待っているのでしょう。

自然というコントロールできないものに対して、タイミングを待つことが制約下の生き方の一つの戦略だと苗を見て考えていました。

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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