あるがままを観察する

福岡伸一氏と坂本龍一氏の共著、音楽と生命を読みました。


テーマとしているのは、ロゴスとピュシス。

ロゴスは手を加えて形作られた物(人間の考え方や論理)、ピュシスはあるがままの自然その物を意味します。

現代がロゴスにより物事を論理的に管理支配をしようとする傾向があるけれども、ピュシスの中には、依然として説明できないことがあることを説明されています。

あるがままにある物を様々な角度から観察して新たな発見を見出すということ。
(発見した時点でそれは一つのロゴスになります)

ロゴスにより生活が豊かや便利になりました。

ただそれだけではやがて行き詰ってしまいます。

そこでロゴスを離れピュシスを観察し新たなロゴスを発見することが大切です。

その循環は、ピュシスという果実を、様々にカットし味わうようです。

太陽を一つとっても、

・太陽の光が必須な生物

・太陽光の下では生存できない生物

がいて、それぞれが何らかの役割を果たして、この地球環境を構成しているという状況。

生物が死を迎えた際には、その肉体は原子レベルまで分解され、次の生命の構成要素となる循環。

自分の体を構成する原子は過去から引き継がれて共有されてきたものです。
(そう考えると、自己の肉体と自然との境界があいまいになってきますね)

一度ロゴスから離れて、ピュシスを観察してみてはいかがでしょうか。

そこには新たな発見があるかもしれません。

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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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