果樹勉強会1回目【梨の受粉・摘蕾(てきらい)】

4月からいよいよ果樹勉強会が始まりました。

場所は援農ボランティア研修講座と同じ見沼グリーンセンターです。

本日はその1回目。

テーマは梨の受粉と摘蕾です。

枝の種類

まずは枝の種類の解説から。

枝の種類は、

・主幹(地中から伸びている主軸)

・主枝(主幹から枝分かれているもの)

・亜主枝(主枝から枝分かれしているもの)

・側枝(主枝や亜主枝から枝分かれしているもの)

に分類されます。

・1つの主幹に対し、主枝を3本

・1つの主枝に対し、亜主枝を左右1本ずつ
(亜主枝の生え際は左右で離す)

とします。

側枝のうち、花や実をつけるものを結果枝と呼びます。

結果枝の種類として、

・長果枝(出来てから1年、芽がついている)

・短果枝(出来てから2年目以降、花芽の台が伸長している)

・中果枝(長果枝と短果枝の中間)

があります。

受粉

続いて梨の受粉についてです。

梨は自然に受粉をしますが、実つきが安定しないことがあります。

そのため、人工的に花粉をつけたぼんてんで雌しべに受粉させます。


1花そう(1つの芽)からは10程度の花が咲きます。

受粉させるのは、そのうちの1-2つの花(で3-4番目に咲く花)のみです。
(全ての花に受粉させると栄養が分散され実つきが悪くなるため)

同じ梨の花粉でも梨同士の遺伝子型が異なる場合には受粉しないため注意が必要です。

また梨の花と実の関係性について、

・開花が早いものは収穫が遅く

・開花が遅いものは収穫が早い

という特徴があります。

摘蕾

摘蕾とは、花が咲く前の蕾(つぼみ)の段階で摘み取る作業をいいます。

開花で消費する栄養分をためておくことができます。

1花そうあたり2蕾をのこして、摘み取ります。




先端部付近の蕾は全摘し、枝の伸長に栄養分を回します。
(栄養が先端へ向かって流れていくので、枝にまんべんなく栄養がいきわたるようになるため)

おわりに

果樹勉強会は、建物内での座学ではなく、青空教室でした。

実物を見ながら説明を聞いたので、理解が進みました。



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都築太郎税理士事務所/Tsuzuki Taro Tax Accountant Office

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